「せっかく洗濯したのに、なんでこんなにシワだらけなの?」と、洗濯物をたたむたびにガッカリしていませんか?
特にドラム式洗濯機を使っている家庭やや毎日の洗濯物が多い場合はシワに悩む方かもしれません。
この記事は、そんな「柔軟剤迷子」のあなたのために、シワになりにくい柔軟剤の選び方から、ドラム式洗濯機や部屋干しで効果を発揮するおすすめの柔軟剤、今日から使える効率的な使い方についてご紹介しています。
シワになりにくい柔軟剤の選び方!シワになる原因は?

洗濯物のシワは、衣類の素材や洗濯方法、乾燥方法など、さまざまな要因が絡み合って発生します。
柔軟剤は、これらのシワの原因にアプローチし、洗濯物の仕上がりを格段に良くしてくれる頼れる存在。
まず、原因を突き止め、ピッタリな柔軟剤を見つけていきましょう。
シワになる主な原因とシワを防ぐ柔軟剤の選び方のポイント
洗濯物のシワは、主な原因は洗濯中に衣類同士がこすれ合う衣類同士の摩擦、脱水するの時に衣類が強く押し付けられ、シワが定着しやすくなる脱水時の強い回転、また乾燥時の縮みや素材の特性などが考えられます。
特に高速で脱水するドラム式洗濯機では、繊維が絡み合い、シワが発生しやすくなることが多いもの。
これらの原因によるシワを防ぐには、柔軟剤が持つ以下の機能に注目することがポイントです。
ポイント1:繊維をコーティングする成分
柔軟剤に含まれる陽イオン界面活性剤などが繊維表面をなめらかにコーティングすることで、摩擦を軽減し、繊維の絡まりを防ぎます。多くの柔軟剤やリンスに含まれる、逆性石けんと呼ばれるものです。
ポイント2:静電気の発生を抑える効果
静電気は繊維同士を吸着させ、シワを悪化させる原因になります。柔軟剤の静電気防止効果は、衣類がくっつき合うのを防ぎ、シワを軽減するのに役立ちます。
ポイント3:吸水性を維持する成分
一般的な柔軟剤は衣類をコーティングするため、吸水性を低下させてしまいます。吸水性を損なわずに柔軟効果を発揮する成分が配合されているものを選ぶことで、汗をしっかり吸い取りつつ、快適な着心地を保つことができます。

ポイント4:速乾性の高い成分
部屋干しなどで乾燥に時間がかかると、雑菌が繁殖しやすくなるだけでなく、シワもつきやすくなります。速乾性の高い柔軟剤は、乾燥時間を短縮し、シワを防ぐ効果も期待できます。
ドラム式洗濯機でもシワになりにくい柔軟剤

ドラム式洗濯機は節水効果が高く、乾燥機能も充実しているため人気がありますが、タテ型洗濯機に比べて衣類が絡まりやすく、シワになりやすいという特徴があります。
これは、衣類が少ない水で叩き洗いされるため、衣類同士の摩擦が大きくなることが主な原因なのです。
ドラム式洗濯機に特化した柔軟剤の選び方
ドラム式洗濯機でシワを抑えるためには、以下の点に着目して柔軟剤を選びましょう。
高濃度タイプ:少ない水量でも柔軟剤成分が衣類にしっかり浸透する、高濃度の柔軟剤がおすすめです。
吸水性の良いタイプ:ドラム式は衣類の乾燥が早いですが、柔軟剤によっては吸水性が落ちてしまうことがあります。吸水性を保ちつつ柔軟効果を発揮するタイプを選びましょう。
絡まり防止成分配合:衣類同士の絡まりを抑制する成分が配合されている柔軟剤は、シワの発生を抑える効果が期待できます。
おすすめのドラム式洗濯機向け柔軟剤
柔軟剤のタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
高濃度タイプ | 少量で高い柔軟効果を発揮する | 濃縮タイプなので、入れすぎに注意が必要 |
吸水性維持タイプ | 汗をしっかり吸い取りながら柔軟効果も得られる | 製品の種類が少ない場合がある |
絡まり防止成分配合 | 衣類同士の絡まりを防ぎ、シワを抑制する | 香りが強めの製品もある |

部屋干しでもシワになりにくい柔軟剤
部屋干しは、天候に左右されず洗濯ができる便利な方法ですが、外干しに比べて乾燥に時間がかかり、生乾きのニオイやシワの発生が気になりがちです。
特に、湿度の高い環境下では、衣類が水分を保持しやすいため、シワがつきやすくなります。
部屋干しに特化した柔軟剤の選び方
部屋干しでシワを抑えるためには、水分を素早く蒸発させる成分や生乾き臭を防ぐ成分が配合されているものを選ぶことで、シワの発生や助長する菌の繁殖を抑制することができます。
おすすめの部屋干し向け柔軟剤
柔軟剤のタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
速乾性向上タイプ | 乾燥時間を短縮し、シワやニオイを防ぐ | 製品によっては香りが強めの場合もある |
抗菌・防臭タイプ | 生乾きのニオイを防ぎ、清潔感を保つ | 香りが苦手な人には不向きな製品もある |
消臭効果タイプ | 部屋干し特有の嫌なニオイを効果的に除去する | 製品によっては香りが強く、好みが分かれる |


部屋干しでのシワをさらに防ぐポイント
柔軟剤だけでなく、洗濯の仕方、干す際の注意点を意識することで、部屋干しでのシワをより効果的に防ぐことができます。
- 洗濯物を詰め込みすぎない: 洗濯機に衣類を詰め込みすぎると、十分に洗浄・すすぎが行き届かず、シワの原因になります。
- 脱水時間を短めに設定する: 長時間脱水すると衣類が強く押し付けられ、シワがつきやすくなります。
- 洗濯物を干す前にしっかり振る: 洗濯物を干す前に数回パンパンと振ることで、衣類の絡まりがほぐれ、シワが伸びやすくなります。
- 厚手のハンガーを使う: 厚手のハンガーを使うことで、衣類の重みでシワが伸びやすくなります。
- 換気をしっかり行う: 部屋の換気をしっかり行い、湿気をこもらせないようにすることで、乾燥が早まり、シワを防げます。
シワになりにくい柔軟剤の効果を最大化するために

柔軟剤は正しく使うことで、その効果を最大限に引き出すことができるもの。
ただ入れるだけでは、逆効果となってしまうことがあるので、注意しましょう!
柔軟剤の正しい投入タイミング
柔軟剤は、最後のすすぎの時に投入するのが最も効果的です。(全自動洗濯機を除く)
手洗いの場合は、最後のすすぎ水に柔軟剤を溶かしてから衣類を浸してください。
柔軟剤の適量を知る
「柔軟剤はたくさん入れた方が効果があるのでは?」と思いがちですが、柔軟剤は適量を守って使うことが大切です。
入れすぎると、かえって吸水性が落ちたり、衣類にべたつきが残ったりする可能性があるので、製品の表示をよく確認し、洗濯物の量や水の量に合わせて調整しましょう。
洗剤との相性を考慮する
最近では、洗剤と柔軟剤が一体になった製品も増えていますが、基本的には洗剤と柔軟剤は別々に投入するのがおすすめ。
特に、洗剤と柔軟剤が混ざると、それぞれの効果が十分に発揮されないことがあります。
柔軟剤の種類を使い分ける
普段使いの柔軟剤と、特別な衣類や目的(例えばシワ対策、部屋干し、香り重視など)に応じた柔軟剤を使い分けることで、より理想の仕上がりを感じられますよ。
まとめ
今回は「シワになりにくい柔軟剤の選び方!ドラム式や部屋干しに強いおすすめは?」というテーマで、柔軟剤の選び方から効率的な使い方まで解説してきました。
洗濯物のシワは、日々のちょっとした工夫と、適切な柔軟剤選びで格段に減らすことができます。
シワになりにくい柔軟剤を選ぶ上で大切なことは、
- シワになる原因は、摩擦、脱水、乾燥、素材の特性など
- シワを防ぐ柔軟剤は、繊維コーティング、静電気防止、吸水性維持、速乾性向上などの機能に注目
- ドラム式洗濯機では、高濃度タイプや絡まり防止成分配合の柔軟剤がおすすめ
- 部屋干しでは、速乾性向上、抗菌・防臭、消臭効果のある柔軟剤が効果的
- 柔軟剤は正しいタイミングで適量を使用し、洗剤との相性も考慮することで、効果を最大限に引き出せる!
ぜひ、柔軟剤を上手に活用して、毎日の洗濯をもっと快適なものにしてくださいね!